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2012年 02月 05日

KEW ROYAL BOTANIC GARDENS

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KEW ROYAL BOTANIC GARDENS キュー王立植物園にて。


KEW ROYAL BOTANIC GARDENS キュー王立植物園は、サウスウエストロンドンに位置する庭園で
1759年、英国王ジョージ3世の母親にあたるオーガスタ皇女がキュー・パレスの周囲に約1万1,000坪の庭園を開いた。
続く世代の王族たちも珍しい植物を増やし続け、現在では約40万坪という大規模な庭園となった。
そうしてイギリスの誇る世界最大規模の植物園である「キューガーデンズ」は2003年に世界遺産に指定されることとなった。
地下鉄の「Kew Garden」駅から歩いて5分ほどでキュー・ガーデンズに着く。
しばらく電車に揺られていると、ロンドンから小旅行するような気分になる。
キュー・ガーデンズまで続く道では、地元の家々が競い合うように庭のガーデニングに力を入れる。
まるでこの道からすでにキュー・ガーデンズが始まっているかのよう。
家々のガラス窓の向こうでかすかに見えるのは、中心部のテンポとは無縁の、この町に住む人々のマイペースな生活。
このあたりに幸せのオーラが漂っているのはきっと家々の素敵な庭のせいだろう。
今朝目にした移り気なロンドンの曇り空からは想像もできないぐらいの晴れ渡った空の下では、偶然同じ方向を向く水鳥たち。
青空が足もとまで迫ってくるような感覚を覚えると、優しい光の中で、乙女心をくすぐる色鮮やかな花々が視界に飛び込んできた。
ここはまだロンドンだということを一瞬忘れてしまいそうだった。
花にとまるミツバチは、他に目移りすることなくただ一つの花にだけ夢中になっている。
きっとまたこの場所に戻って来る予感とともに、人々を虜にさせるイングリッシュガーデンの原点に触れた気がした。




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by sucrecuit | 2012-02-05 21:18 | ロンドン暮らし


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