2009年 06月 05日

ウィーンカフェ日記 8

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7:00起床
今日はウィーンで過ごす最後の一日。
ウィーンのカフェはどれも素敵だけど、それぞれ違った個性があり、それが旅人の心を惹きつける。
今日はウィーンで過ごす最後の日だからやはり自分のお気に入りのカフェでゆっくりと過ごしたい。

大好きなカフェ「デーメル」へ。
いつ入ってもたくさんの人でいっぱいだ。なんとか自分の席を確保するとクラブサンドイッチを注文した。
「デーメル」と言えばやっぱりケーキだが、カフェの王道でのランチはどのようなものなのか一度試してみたかった。
味はやはり絶品、デーメルは何を注文しても当たりのよう。
サンドイッチを食べた後はやっぱりケーキを食べなくては。Truffle torteを満面の笑みでゆっくりと食べた。


晩御飯は「ツェントラル」へ。
お店に入った瞬間、この前と同じピアニストのおじさんが奏でるメロディーに包まれる。
ウィーンで過ごす最後の夜は絶対にここで過ごそうと、ひそかに心に決めていた。
またここに足を踏み入れたという感動と、ウィーンの旅は今日で終わりだというさみしさに同時におそわれる。
私のことを覚えていてくれたのか、席につくとすぐにこちらに笑いかけてくれた。
この前ここへ来たときは、普段の生活の中にカフェがあり、そしてこうやって普段の生活の中で音楽を楽しめるウィーンっ子たちに
少しだけ嫉妬していたけれど、いつの間にか私もこのカフェの常連客になった気分に浸っていた。
この前と同じどこか懐かしいメロディー。
長い歴史の中こうやってずっと変わらず演奏が行われ、ウィーンっ子たちの心の中にメロディーが刻まれ続けているのだろう。
ふと私もこのカフェの長い歴史の一部になっているに気づき、たまらなくうれしくなった。

ピアノのメロディーが「すきやき」に変わった。私が日本人であることもお見通しのよう。
ピアニストのおじさんが「すきやき」を弾きながら私にウィンクをしてくれた。
なんだか照れくさい、二人だけの秘密のやり取りをしているよう。
この曲は私のために弾いてくれているのだろうか。
本当にこのピアニストには最初から最後までやられっぱなしだ。


またこの演奏を聴きにこの町へ、そしてこのカフェへもう一度訪れることを心の中で約束しながら
ウィーンで食べる最後の晩御飯を楽しんだ。






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by sucrecuit | 2009-06-05 20:23 | ウィーンとプラハの旅


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