2008年 06月 22日

L'Isle-sur-la-Sorgue リル・シュル・ラ・ソルグ

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ーノスタルジックな街並みを求めて南フランスの田舎町へ
                          人々や街並みの温かさの中にどこかなつかしさを感じる町ー



南仏、プロヴァンスの旅の拠点はいつもこの小さな町。
カンヌからTGVでマルセイユまで行き、マルセイユからはアヴィニョン行きに乗り換えて「L'Isle Fontaine de Vaucluse」 という駅で降りる。
朝の9時にカンヌを出発し、リル・シュル・ラ・ソルグに着いたのはお昼の1時半を過ぎた頃だった。
リル・シュル・ラ・ソルグは、ヴォークリューズの泉から流れ出すソルグ川に囲まれた町。
毎週日曜日のマルシェでは、プロヴァンスの恵まれた自然を思わせる新鮮な野菜やフルーツ、ラベンダーや石けんなどの
プロヴァンスの特産品が所狭しと並べられる。
朝ごはんのデザートにマルシェで買ったばかりのイチジクをほおばり、まずは自分へのお土産にプロヴァンスの石けんを購入した。
ゆるやかな運河の流れるリルシュルラソルグは、普段は静かなプロヴァンスの田舎町。
でもマルシェの立つ日曜日は、地元の人たちも浮足立っている。
マルシェの周りにはマルシェのかごを持った人たちでいっぱいになり、まるでお祭りのように賑やかになるから。
今度は私もプロヴァンスの地元っ子のように、マルシェのかごいっぱいになるぐらいの新鮮な野菜を買いに来よう。
運河沿いのカトル・オタージュ通り(Avenue des Quatres Otages)ではアンティーク市が一日中行われている。
今日はいつもより気合を入れてお目当てのアンティークを探しに行く。
さっき食べたイチジクのおかげでコンディションは抜群。
素敵なアンティークとの出合いを求めてカトル・オタージュ通りを何度も往復する。
みんながお店を締め出すころにはお店のマダムとも知り合いに。




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お天気のいい日は、運河のかもたちも気持ちよさそうにプロヴァンスの太陽の光を浴びる。
運河のいたるところにある水車には、織物業の盛んだった18世紀当時の面影が残っている。
かつては織物業が盛んだったこの町の運河は、多くの旅人だけではなく地元の人々の心も癒してきたのだろう。
だからこの町に住む人々はとても穏やかで温かい。
アンティーク探しが終わったら、今度は運河沿いのカフェでゆったり過ごす。
昼間はお客さんでいっぱいだったカフェも、アンティーク市が終わるころにはすっかり静かになっている。
お祭りのようなリルシュルラソルグの日曜日はもう終わりに近付いていた。
明日からはまた静かなプロヴァンスの田舎町に戻っていく。


いつも泊まるホテルは、リル・シュル・ラ・ソルグの駅から町の教会に向かって行く途中にある。
中庭も、ホテルの穏やかな雰囲気もこの前と何も変わっていない。
ホテルの部屋から中庭を見下ろしていると、明日の朝食を食べるのが今から待ち遠しくなった。
時を刻む教会の鐘の音、そして風がほのかに残していくパンの香ばしいにおいで目を覚ます。
「Bonjour,今日もいいお天気ね。コーヒーか紅茶どっちがいいかしら?」
温かなマダムの笑顔と焼きたてのパンから一日が始まる。南フランスのヴァカンスでは、これが幸せな一日の始まりなのだ。
プロヴァンスの旅はまだ始まったばかり。



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by sucrecuit | 2008-06-22 20:49 | プロヴァンス


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