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2007年 07月 25日

PROFILE

c0127227_05252544.jpg岩田紗代子(Iwata Sayoko)

京都市生まれ。同志社大学卒。同大学院修了。
2006年にアンティーク雑貨とファブリックのウェブショップ
「SUCRE CUIT(シュクレ・キュイ)」を立ち上げ、フランスを中心に買付を行う。
2014年渡英。ロンドンを拠点に活動している。
著書に『フランスのアンティークファブリック』(ピエ・ブックス刊)、
『京都ひとりカフェごはん』(マイナビ刊)。

・講師
京都芸術デザイン専門学校インテリアデザインコース 非常勤講師(2013年-2014年)
・CM
web「ネスレ キットカット オトナの甘さ 抹茶」2013年



岩田紗代子へのお仕事のご依頼やその他ご意見等ございましたら、下記のメールアドレスへどうぞ。
web@sucrecuit.com






「SUCRE CUIT(シュクレ・キュイ)」 について


テキスタイルデザイナーだった母は、よく幼い私を連れてお気に入りの生地屋さんに立ち寄り、
私のお洋服を作るための生地を選んでいました。
母は時々私を呼び、私を鏡の前に立たせて、何種類かの生地を交互に体に当てて
「あぁでもない、こうでもない」と言いながら結局店員さんと話し込んでいたのでした。
私もそれが大好きで、チェック、ストライプ、花柄に水玉、おもちゃ柄と、たくさん模様のある生地たちを、
ただうっとりと眺めたり、その生地で作られた作品を見たりして過ごしていました。

そんな母と一緒に初めてパリを訪れた時、パリの蚤の市で出合った一枚の花柄のアンティークファブリックに魅了されました。
長い年月を経て少し色あせた、アンティーク独特の風合いを持つファブリックは
何十年も前のものなのになぜか新鮮で、一瞬で私の心をつかみました。
長い間フランスの人々に愛用され、受け継がれてきたアンティークファブリックには、
人々を幸せにする不思議な力があると思います。


それから、アンティーク雑貨とファブリックのwebショップ「SUCRE CUIT(シュクレ・キュイ)」を
立ち上げるようになったのは2006年のことです。
母から始まり、私も少しずつ集めていたアンティークファブリックを、もっと多くの人に知ってもらいたい、
そして古き良きものを大切にするヨーロッパの文化を広めていきたいと思い、ホームページを作ることにしました。
「SUCRE CUIT」とは、フランス語で「焼き砂糖」という意味だと思い、この名前をつけました。
フランスの田舎町にある小さなお菓子屋さんにある焼き砂糖のように、訪れる人たちをちょっとだけ笑顔に
できるような存在でいたいという想いが込められています。


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「SUCRE CUIT」を始めてから始めることとなったこちらのブログでは、
生まれ育った大好きな京都の町や京都の暮らしをご紹介するほか、フランスやイギリスなどの旅日記をご紹介しています。

私にとって京都とは、憧れの末移り住んだ町ではなく、気が付けば私のとなりにあった町。
けれども私の京都に対する想いは、ただの地元だからという理由以上のものがあると思います。
小さい頃は面倒臭くて大嫌いだった季節の行事も、何度も季節をめぐって、少し大人になった今では、
こうして京都人の普段の生活の中にさまざまな行事が今も変わらず根付いていることをとても愛おしく思います。



京都とパリには、不思議な共通点があると思います。

「SUCRE CUIT」を立ち上げ、フランスに何度か買い付けのため足を運ぶようになったのですが、
フランスでさまざまな地を巡ったあと、京都に帰ってきて気付かされるのは、京都の中にも確かに小さな「パリ」が存在していて、
地元京都人の日常の暮らしの中にうまく溶け込んでいるということ。
例えば、町の真ん中に大きな川が流れていて、古くからある伝統を守りつつも新しいものをちゃんと受け入れているところや、
暮らしている人たちが自分たちの町をこよなく愛していて、誇りを持って生活しているところ。
それぞれの町に漂う空気感というものが似ているのだと思います。
それは、京都とパリが、互いの都市の性質が類似していることから、1958年に姉妹都市として認定され、
50年以上も姉妹都市であるという関係性からも伺えます。


ロンドンでも似たような感覚におちいりました。
何気なくロンドンの路地を歩いていたとき、年月を経た赤いレンガの建物とモダンなショップ、そしてそこで暮らす人々の様子をみて
「ロンドンは京都に似ている」とどこかで聞いたことがあるのをふと思い出し、「なるほど」と思いました。
ロンドンでは、古い建物や外観を大切に残しながら内側は見事に新しく生まれ変わらせていき、
人々の暮らしが世代を越えて受け継がれていきます。
こうして古い建物とモダンな建物がうまく町の中で融合していくところが京都のやり方と同じで、
初めてロンドンを訪れたとき、故郷を懐かしむような不思議な感覚におちいりました。



そんなロンドンとの不思議なご縁を授かり、長年暮らし慣れた京都を離れ、2014年の春ごろからロンドン北西部にある
St.John's Wood セント・ジョンズ ウッドに暮らすことになりました。
これからは、毎日のロンドン暮らしやロンドンで探したおいしいもの、かわいいものなどをご紹介し
ロンドンから行くヨーロッパの国々への旅日記もご紹介していきたいと思っています。
今後とも末永いお付き合いをどうぞ宜しくお願い致します。


2013年7月
岩田紗代子




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SUCRE CUIT シュクレ・キュイ
http://www.sucrecuit.com
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by sucrecuit | 2007-07-25 18:17 | PROFILE