2013年 05月 06日

錦市場

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何個か荷物を持ちながら歩いていたら、人とすれ違う度にそれらがぶつかってしまわないかと気になってしまうぐらい、
広くない通りの両側にお店が立ち並ぶ錦市場。
行き交う人も多いから、歩くのももたもたとなってしまう。
それでも寺町あたりから烏丸通りに向かって帰る道に、錦市場の通りをわざと選ぶことが多いのは、
錦市場のにおいや、ちょっと薄暗い雰囲気や、漂う空気が大好きだから。
おまけに通り全体にアーケードがついているから、雨の時なんかは錦市場を通るとなんだか得した気分になります。
錦市場の近くでちょっとの間アルバイトをしていた学生時代は、よく<井上>で売られている
やさしい味のおばんざいをお昼ごはんに選び、バイト仲間に「お昼はにしきで買ってきてん。」と自慢して、
机の上におばんざいを並べ、ちょっとだけ大人になった気分になっていました。
錦市場の歴史は古く、平安京建設時にはもうすでに錦市場は「具足小路」という名で存在し、
道幅12メートル程で市が立っていたといいます。
きれいな地下水が魚や鳥の貯蔵に適し、御所にも近く、さらに住民の多い都心部であったことから、
自然とこの地に市が立つようになっていたそうです。
江戸時代からは魚市場として本格的な活況を見せ、明治には魚や鳥類だけではなく、
青果もあつかわれるようになり、次第に今の錦市場の形になっていきました。



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by sucrecuit | 2013-05-06 20:43 | KYOTO/ 京都に暮らす


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