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2013年 10月 15日

「一和」 のあぶり餅

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西陣の八百屋の娘として生まれ、のちに将軍の母となって大奥で権勢をふるったお玉こと、桂昌院。

そのお玉にちなんだ「玉の輿守」は、現世のお玉になろうともくろむ女性たちの心をぎゅっとつかみ、足しげく通う女性も多い今宮神社。

今宮神社では4月の第2日曜日に、京都三大奇祭のひとつであるやすらい祭が行われ、

桜や椿などの花で飾られた赤い大きな花傘に先導されて、「やすらい花や」「よーほい」と声を掛け合いながら

鐘や太鼓、笛の音にあわせて、赤毛・黒毛の鬼たちが髪を振り乱して踊りながら町内をめぐり歩きます。

平安時代、花が散る頃に疫病が流行り、これを疫神の祟りだと信じて花の精を鎮めて

無病息災を祈願したのがやすらい祭の始まりだといわれています。

そのため鎮花祭ともいわれ、花傘の下に入れば一年間無病息災といわれています。



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さて、今宮神社でのお目当ては、<一和>さんのあぶり餅。

竹串にささった小さな餅が店の前で炭火であぶられ、それに黄粉を混ぜた甘い白みそをたっぷりとつけて、

お茶と一緒にいただきます。

あぶり餅は、もともと神饌菓子であったために、食べると厄除けの御利益もあるといわれています。

お持ち帰りも3人前から可能。 かわいいピンクのお包みで包んでいただけます。



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by sucrecuit | 2013-10-15 08:32 | 京都に暮らす


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