2009年 05月 31日
![]() 1番の路面電車でリンクをぐるりと周るはずが、間違えて反対方向の路面電車に乗ってしまった。 ドナウ運河沿いの道を走りながら、ウィーン川を渡り、あっという間に終点のプラーター公園に着いた。 プラーター公園では、緑の中で太陽の光をいっぱいに浴びた子供たちが元気に遊んでいる。 「これ見て、かわいいでしょ。」 さっきまで二人で追いかけっこをして遊んでいた女の子たちが、満面の笑みでたんぽぽを見せてくれたかと思うと、 すぐにまたおいかけっこに夢中になっていた。 私も二人と一緒にこの公園を思いっきり走ってみたい。 公園からは、先ほど乗ってきた赤い路面電車も見える。 公園の緑と、たんぽぽの黄色、そして路面電車の赤が絶妙な相性で目の前に現れた。 こんなに幸せな時間を過ごせたのだから、間違えて反対方向の路面電車に乗ってよかった。 ![]() ![]() ■
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by sucrecuit
| 2009-05-31 09:46
| ウィーンとプラハの旅
2009年 05月 28日
![]() Spittelbergasse(シュピッテルベルク)地区。 華やかな大通りも良いけれど、気取らないウィーンを探すように、路地に入っていく。 リンク内から少し外れたウィーン7区のこの地区で、飾らない普段着のままのウィーンとの出合いを求めて。 ウィーンのかわいいが詰まったアンティークショップ「Galerie St.Ulrich(ガレリー・ザンクト・ウルリヒ)」へ。 ショーウィンドウのディスプレイに惹かれて、茶色くてかわいいアンティークショップの中に入って行った。 乙女心をくすぐるようなかわいらしいアンティークの並ぶ店内でしばらくうっとりしていると 「全部ウィーンのものよ。」とオーナーが声を掛けてくれた。 店内に並ぶ商品一つ一つを丁寧に説明してくれるオーナーは、まるで自分の宝箱の中を見せてくれているように幸せそうだった。 ウィーンらしい子供用の音楽の絵本と、かわいい紙箱を買い付ける。 おなかがすいたら、アマーリングハウスの中にあるカフェ、「Amerling Beisl(アマーリングバイスル)」で本日のランチを注文。 子どもたちの笑い声がこだまする緑いっぱいの中庭は、旅人の散歩疲れを癒してくれた。 ウィーンには伝統的なカフェが数多く存在する中で、流行に敏感な若者たちの心を射止めるカフェも同時に存在している。 どちらが良いという訳でもなく、気付けばそれぞれのカフェでの楽しみ方を覚えていた。 ![]() ![]() ■
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by sucrecuit
| 2009-05-28 20:27
| ウィーンとプラハの旅
2009年 05月 25日
2009年 05月 22日
![]() かつて芸術家や作家たちも多く訪れた伝統的なウィーンのカフェでは、 気がつけばピアノの生演奏がはじまっていた。 生活の一部に音楽があることで、ここは音楽の都であると気付く。 ウィーンでは思う存分カフェめぐりをして、メランジェの飲み比べ。 だからいつもおなかの中はメランジェでいっぱい。 上質な味わいのザッハートルテを食べながら、頭の中は次に行くカフェのことを思い浮かべる。 それがウィーンでの楽しみ方。 6:30起床 ウィーンで迎える初めての朝。 昨日のピアノのメロディーがまだ頭に残っている。 眼を開けると、部屋のシャンデリアが中庭から差し込む朝のやわらかな日差しを浴びて少しキラキラしている。 なんだかお姫様にでもなったような気分だ。今までで一番気持ちの良い朝を迎えた。 テレビから聞こえる言葉の違いで、ここは昨日までいた国とは違う国だということに改めて気付く。 オーストリアではドイツ語が公用語だ。 お目当てのカフェでメニューをちゃんと読めるようにホテルで少しドイツ語の勉強。 さて、朝ごはんを食べに行きますか。 朝食は野菜たっぷりのふわふわたまごとトースト、ヨーグルトにフルーツを盛り付けて。 今日はたくさんカフェに入るため、ここではあまり食べすぎないように注意しなければ。 それぞれのカフェで、違った時間、違ったおいしさが味わえるはず。 ひそかに心弾ませながらコーヒーを飲みほした。 ■
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by sucrecuit
| 2009-05-22 20:46
| ウィーンとプラハの旅
2009年 05月 20日
![]() 12:25 チェスキー・クルムロフ駅から列車に乗る。 線路が工事中のため、途中乗客全員でバスに乗り換えてチェスケー・ブディヨヴィツェ駅へ。 そこからも工事の影響で何度もバスに乗り換え、結局ウィーンに着くまでに全部で6回も乗り換えをしなければならなかった。 本当は3回の乗り換えで済んだはずだったのに・・・。 重いトランクを持っての乗り換えは本当に大変。プラットホームを移動するのにも階段を下りたり上ったり。 列車に乗り込むのも重いトランクをいちいち持ちあげなければならない。 こんなことならバックパックで来ればよかった。 そんなわけで、チェコからオーストリアの国境は一車両しかない小さな列車でまたいだ。 18:00 Wien Mitte(ウィーン・ミッテ)駅到着。 ここからタクシーで今夜泊まるペンションへ。 ウィーンには、ウィーン1区の旧市街を周囲約4kmにわたって取り囲んでいる「リンク」と呼ばれる環状道路があり、 その上を赤い路面電車が走っている。このリンクの内側に今回の旅の目的である素敵なカフェが集まっているのだ。 今回のペンションは、リンク内の中心に位置するシュテファン寺院の近くにあるとても便利の良い所にある。 カフェめぐりには最適の場所だ。 何と言っても、ウィーンのカフェめぐりの中で一番のお目当てのカフェであるデーメルへ歩いてすぐ行ける距離にあるのだ。 2階にあるレセプションでチェックインを済ませたら、中庭を見下ろしながら白いドアをあけて部屋の中に入る。 あわいピンク色の壁紙と壁紙に合わせた赤いソファー、そして天井に吊るされた大きなシャンデリア。 お値段は少し高めだけれど、それに匹敵するすばらしい内装だ。やっぱりちょっと高くてもこちらに決めてよかった。 それにしても今日の移動は本当に疲れた。 がんばった自分へのご褒美に今日は少しだけ贅沢なディナーにしたい。 晩御飯は「Café Central(カフェ・ツェントラル)」で。 「ツェントラル」では夕方5時~10時までピアノの生演奏が行われている。 私が店内に入ったときにはちょうどピアノの音が店内に響き渡っていた。 こうやってカフェで気軽に音楽が楽しめるのも音楽の都ウィーンらしい。 正面では、椅子に座り手を机の上にちょこんと乗せた小柄なおじさんが出迎えてくれる。 まわりが少し暗くなる頃だったので一瞬本物のおじさんかと思ってしまったが、これは人形。 このカフェの常連だったウィーンの作家、ペーター・アルテンベルクだそう。すぐにウエイターがかけつけ席まで案内してくれた。 ピアノの演奏を誰よりも楽しみたいと迷わずピアノの近くの席につくと、ウィーンの定番料理 ビーフシチューに目玉焼きののったフィアカーグーラッシュを注文した。 ピアノのメロディーが響き渡る店内では、パソコンを開けて何やらパチパチ仕事をする人、おしゃべりに夢中の人、 コンサートの帰りなのかきれいな色のドレスを着て上品にディナーを食べる人など、カフェでの時間を皆それぞれに過ごしている。 心地良いピアノのメロディーが今日の疲れを一気に吹き飛ばしていった。なんて贅沢なひと時何だろう。 ここまで苦労して、やっとの思いでウィーンにたどり着けたことを祝福してくれているようだった。 恥ずかしながら題名は分からないが、一度はどこかで聞いたことのあるクラシックのピアノのメロディー。 少し懐かしい気持ちと幸せな気持ちの間をふわふわしていた。 突然「Happy Birthday」のメロディーに変わった。 ピアニストのおじさんがウィンクをしながら私のとなりに座っている人を見ている。きっと今日はあの人の誕生日。 なんてイキなはからいなのだろう、ウィーンに来てまだ数時間しか経っていないのに どんどんこの町の、そしてカフェの魅力に取りつかれていく。 ずっとこのピアノのメロディーに包まれていたらだんだん眠たくなってきた。 いっそのことここへベッドを持ってきてピアノのメロディーを子守唄に眠りにつきたいほど。 明日のことを考えて早めにペンションに帰ると、すぐに眠りについた。 ![]() ■
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by sucrecuit
| 2009-05-20 11:13
| ウィーンとプラハの旅
2009年 05月 19日
![]() モルダウ川沿いにあるお店にふと立ち寄ると、 看板犬がぬいぐるみ遊びに夢中。 モルダウ川を見下ろすベンチで愛を語らう恋人たちのまわりでは、 陸に上がったアヒルたちが追いかけっこに夢中になっている。 ![]() ■
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by sucrecuit
| 2009-05-19 13:15
| ウィーンとプラハの旅
2009年 05月 18日
2009年 05月 14日
2009年 05月 13日
2009年 05月 11日
![]() Cesky Krumlov チェスキー・クルムロフは1992年に世界遺産に認定された町。 チェコで最も美しい町と言われている。 チェスキー・クルムロフ駅から市バスに乗りバスターミナルの次のバス停で降りると 目の前に今夜泊まる予定の小さなペンションが見えた。 1階でオーナーに部屋の鍵をもらい3階の部屋まで案内してもらった。 ペンションに着いたのは夕方の5時をまわろうとしている頃だったが、まだ外は十分に明るい。 ペンションから広場までは歩いてすぐ。 途中チェスキー・クルムロフの町全体が目の前に開け、その美しさにため息をもらす。 曲がりくねったモルダウ川のまわりを囲むように立ち並ぶパステルカラーの家々、光を帯びたオレンジ色の屋根 鏡のようなモルダウ川の水面に幻のように映し出された建物、そして路地から垣間見せる威厳漂うチェスキー・クルムロフ城、 まるでおとぎの国の世界に迷い込んでしまったかのように錯覚する。 ピンク、グリーン、黄色・・・砂糖菓子でできたようなパステルカラーの建物が並ぶ広場では 柔らかな日差しを浴びてベンチに座ってのんびりとおしゃべりをする人たち。 静かに流れるモルダウ川で泳いでいたアヒルたちは陸に上がって追いかけっこ。 ベンチに座って今も昔も変わらずずっと流れ続けるモルダウ川の流れを見ていると、 時間が止まってしまったような感覚になった。 ![]() ■
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by sucrecuit
| 2009-05-11 12:03
| ウィーンとプラハの旅
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アバウト
![]() SUCRE CUIT (シュクレ・キュイ) 岩田紗代子のブログ。暮らし慣れた京都を離れ2014年渡英、2016年長男出産。ロンドンの自宅をリノベーションしました。London⇔Cannes, France. by sucrecuit カテゴリ
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